引越しは、単身と家族とでは異なる部分があります。単身での引越し経験があっても、ご家族での引越しとなると少し勝手が違いますので、経験則で進めた場合、思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。
そこで今回は、ご家族での引越しで抑えておくべきポイントや注意点についてご紹介します。
1. 単身との違い
単身の引越しとの違いで、決定的に異なる部分が、荷物の量です。単身でも大量の荷物を所有している場合もありますが、基本的には家族のほうが、人数の分だけ荷物の量は増加する傾向にあるといえます。単身であれば、荷造りをする際にもご自身のペースで空いた時間を活用しながら徐々に進めていくことが可能となりますが、ご家族でとなると、そう簡単にはいきません。
そもそも引越しをするということをどのタイミングでお子さんに対して伝えるのかも重要で、あまり早めに伝えてしまうと、興奮してしまったり引越しの準備に影響を及ぼしたりしてしまいかねません。しかし、ギリギリで伝えると、それはそれで荷造りをするための時間を作ることが難しくなりますので、タイミングを見計らう必要があるでしょう。ある程度お子さんが大きいということであれば、そこまで気にすることはありません。
大量にある荷物をまとめる際には、収納部分を優先して梱包していくことで、効率的にすすめることが可能となります。収納されている荷物は、基本的に普段頻繁に使うようなものではないでしょう。引越しが完了するまで使用しないとわかっているものに関しては素早く段ボール箱へと梱包し、その状態で収納をしておくことで、無駄なく梱包作業スペースも確保できるようになります。
2. ファミリープランを活用しましょう
引越し業者側では、引越しのプランをいくつも用意していますが、その中にファミリー向けのプランが含まれていることも少なくありません。単身とファミリーでは荷物量などが異なりますので、それぞれに最適化した対応をしてくれます。
業者によってファミリープランの内容に関しては若干異なりますが、基本的には人員をそれなりに用意してもらえます。ご家族の引越しとなると、やはり大量の荷物になることが予想されますので、運搬に使う車両や荷物の積み下ろしをするスタッフの増員が必要になるのです。
あらかじめファミリープランとして依頼をすることによって滞りのない対応をしてもらえるはずですので、引越し依頼の際には、積極的に家族向けプランを選択するようにしましょう。
また、小さいお子さんがいるご家庭ですと、荷造りをする時間を確保できずに困ってしまうことも考えられます。そんなときには荷造りも引越しとセットで行ってくれる業者が存在していますので、活用することで手間をかけずに済ませることが可能です。子育てと荷造りの両立は大変ですので、無理をしないことが大切です。
3. 乳幼児がいる場合の注意点
乳幼児がいるご家庭の場合には、とくに注意するべきポイントが存在しています。代表的なものは、以下の2つです。しっかりと把握するようにしましょう。
3-1.引越し当日の注意点
引越し当日は、荷物の搬出のために、家には引越し業者の作業員の方が何名も出入りすることになるでしょう。その対応などでバタバタとしてしまうでしょうが、その際につい目を離してしまったがために、お子さんが怪我をしたり、事故に巻き込まれたりしてしまうという危険性があるのです。
そのようなことにならないよう、室内でお子さんが待機するためのスペースを確保したり、気分転換も兼ねて散歩したりするのもよいでしょう。
3-2.心のケアを欠かさない
お子さんは、両親の変化などに敏感です。引越し当日が迫っている中、準備が思いどおりに行かなくなると、ついついイライラしてしまいがちです。お子さんはその些細な変化を受けて不安を感じてしまうことがありますので、お子さんの状態を気にかけつつ準備を進めていくといいのではないでしょうか。あるいはお子さんが睡眠中の時間帯で作業を進めていくというのもオススメです。
収納部分など普段隠された部分からじわじわと進めていくことで、お子さんが察知するのを遅れさせることに繋がりますので、そのように工夫をしてみてください。
4. 各種手続きを済ませましょう
お子さんがいるご家庭での引越しの際には、各種手続きを済ませなければなりません。たとえば児童手当や乳幼児医療費助成制度などのように、お住いの地域に紐付いているようなものに関しては、手続きが必須となります。
ただし、手続きによっては同一市区町村内での引越しに関しては住所変更のみで十分とされるケースもありますので、事前に確認を済ませておきましょう。乳児検診の検診票などに関しても、引越しをしてすぐに交換をして貰う必要がありますので、後回しにしてしまうことのないように、早めに済ませるためのスケジュールを立てることをオススメします。
その他にも、保育園や幼稚園、小学校に通っているお子さんがいるご家庭ですと、転園あるいは転校の手続きが発生する可能性が高いでしょう。お子さんのために重要な手続きとなりますので、教育委員会や保育園などに手続きの流れを確認して進めていくようにしましょう。
基本的には、引越し先への転入届を提出したあとに行うことになるものです。必要となる書類なども集めなければなりませんので、早めに確認することで、余裕をもって引越し当日を迎えられるでしょう。
5.まとめ
家族での引越しの場合には、やはり荷物の量が単身の場合と比べて多くなりますので、準備期間もそれなりに必要となります。また、各種手続きをしっかりと済ませて、引越し先での生活もこれまでのように問題なく送れるようにしましょう。
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